猪革の需要は?
かみさんの実家のある
竹原に帰る途中
以前依頼頂いてた
猪革カードケース
届けてきました
今回の仕事は
猟師でもあるM氏が
猪革の有効利用を模索して
naturalmindを訪ねて
くださった事から
肉は食べるけど
皮は廃棄されてた
形にならないと
なかなかイメージ付かない
こうやって作品になると
一気に現実味が出てきます
先ずは今回製作したのは
おもて裏と名刺やカードが
10枚ずつ程度入るもの
シンプルな構造ですが
使い易くカードケースです
今回二枚の革を
預かっていたので
組み合わせはこんな具合
外側に使用した
焦げ茶の方の革は
気に入りましたので
買取させて貰いました
竹原産の猪革でのオーダー
受け付けておりますよ
因みに湯来町も
猪獲れるでしょっ?
ていう質問来そうなので
先にお答えしますと
数年前に
処理施設ができた為
湯来の温泉宿も
湯来町産の猪肉が
使えるようになりました
そこでも皮を革にという
事をされておりまして
丁度同時進行くらいで
進んでおりました。
こちらもこれからが楽しみ🎶
作品はまた後日
アップしますね
さて話を戻して
M氏宅を訪れたのは
もう一つ目的がありました
それは鞣しに出すまでの
前段階の状況を
見たかったから
皮を革として使う為に
相当な手間が
かかってるだろうなぁ〜と
先ずは皮を剥ぐのですが
肉だけを取る時と比べても
より慎重に
傷をつけないよう
剥がす必要がある為
とても時間がかかります
その後高圧洗浄機で
内側の余計なものを
スッキリ取り除き
塩漬け工程に入ります
ここまでの状態が悪いと
鞣しをする工場が
他の革への影響も考えて
なかなか受け入れて
くれないようです
たっぷりの塩を刷り込んでいて
ポタリポタリと
余分な水分が抜け落ちて
腐りにくくしてゆきます
この塩だけで
幾ら掛かるかなぁと
下世話な心配を
してしまいました(*´-`)
その後すぐに鞣しに出せれば
良いのですが
まとまってからでないと
一枚単価が上がってしまう為
ある程度の枚数になるまでは
冷蔵庫保管です
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