おおよそ2年くらい前、湯来でお世話になっている方のお父さんが彫られた能面展に出向いた。もともと海田に住んでた頃熊野神社のお祭りで鬼が出ていてその鬼をからかったりして追っかけられたりして怖い思いをした。その頃から鬼や天狗などのお面には興味があった。話は戻ってその能面展で目の当たりにした能面達、それが何とも言えない存在感を放ってるのだ。一つ一つにとてつもないエネルギーを含んでいて作者の魂を感じるそれだった。それを作られた意図は僕にはあまり関係がない。それより今この自分の目の前にある能面が自分に与えてくれる力…表現しにくいものを感じたのである。そしてその中でもダントツ心に響いた一点があった。それを見た瞬間これはいつの日か時が来た時我が工房に置きたいと…その魂を少しでも自分のモノづくりに活かしたいと思った。そして2年越しでやっと我が工房に来たこの能面。それがこの存在感ゆえになかなか位置がきまらない。置いては変え置いては変えしてやっと自分の納得する場所がみつかりました。そこに掛けた瞬間辺りの空気が一変鍛錬に力が入る感覚を覚えた。人が見てどうとかって言うのは自分にはどうだっていい事だ。自分自身が仕事に打ち込めることができる空間がこれまで以上にできたと思っている。これから一生この能面を大事にしてゆきたいと思う。
オーダーメイドについて
オーダーメイドの流れ 1.打ち合わせ 2.型紙製作 3.お見積もり連絡 4.お代金の30%前金にて 5.作品製作 6.完成〜お渡し🎶 オーダーメイドって‥ ▫️敷居が高くて無理無理 ▫️ イメージが湧かない ▫️優柔不断で決められない ▫️これといって理想はない などなど到底無理って 考えてませんか? 実はそんなの 関係ないんです 何故ならばうちに来られる 殆どの方はそんな感じでも 十分オーダーメイドの 発注ができているからです それは 「本来はシンプルに考えている」 って事なんです 僕は日々オーダーを 聞く側としての役割を させてもらっている 結局シンプルな 思考の部分が残るんですね あれやこれや考えてしまい インターネットや 雑誌等で 情報沢山入れすぎて 訳がわからなくなってる 元来の思いはとてもシンプル だから僕の仕事は しっかり話を聞き 先ずは何を入れたいか? どんな時にどんな雰囲気の モノを使いたいか? その時のスタイルは? など使う用途やシーン 内容量により大きさや 構造を考えてゆきます お客様の要望を ドンドン聞きながら やってることは 削ぎ落としているのです 確認していくと お客様の頭も ドンドンまとまってゆきます そしてワクワク感が 高まっているのが こちらにも 伝わって来るのです その一緒に作ってる感が 堪らなく心地よい 時間なんです ほんとはこれが直ぐに ポンって出来上がって くれれば楽なんですが ここからが大変なんです 先ずは話した内容を 確認しながら型紙を製作 この型紙製作で出来上がりで 精度が決まるので 慎重に製作します そして型紙ができたら 型紙から大凡のお見送りを お客様にご連絡します その時予算オーバーでしたら 構造や作業内容の 簡素化などにより 価格を下げることも可能です その際は何をどのように 変えるかの説明をさせて いただきます その後見積が クリアでき お客様の順番が来たら 型紙に合わせ 革をカット 製作に入ってゆきます 完成して受け取りの時に 価格に驚いた‥なんて トラブルがないよう 心がけております 一つ一つの製作までの工程は とても大切だと思っております そうやって一緒に作り上げた 作品はどれにも愛情たっぷりで お客様に引き渡すのです オーダーから 製作〜お渡しまで 一連の仕事を 責任と誇りを持って させていただきま...
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