腰掛け
荒剥してた針葉樹 約1年半乾燥させてたので 随分軽くなっている 薄皮を丁寧に剥いでゆきます そしてバリにならないように面取りをして 座る側もしっかり面取りして 角がお尻にあたらないようにします それからペーパーをかけて手触り良く♪ 表面には蜜蝋を主成分のラナパーを 塗りこんでおります 厚めのウレタンを大きめに入れて 革を引っ張るように張ってゆきます 黒っぽいのは広葉樹で硬いので 鋲を打ち込むのが難しいですね この一つ一つの個性が この腰掛けの特徴の一つですね 「腰掛け」 あえてそう呼ぶ理由があります 「座る」のではなくて「腰掛け」なんです そういう高さにしてるんです 一番使ってもらいたいのは台所で 家事に忙しいお母さんに 家事の最中のほんのちょっとした時間 例えばあれレシピどうだったけ〜って 本を取り出した時にちょこっと さんま焼いてて大根する時にちょこっと 煮付けてる時にカウンターに置いた焼酎の湯割りを 飲む時にちょこっと そのちょこっと腰掛ける時にいいんです 動かす時はガスのタンクを運ぶ時のように 斜めにしてクルクルと動かせば軽いですしね 長く座るとお尻痛いよ〜 でもちょこっとだとらくちんなんです 今回ご注文頂いたN様に選んでもらってます 動かして、腰掛けて、触ってもらって 個性が合うものを 一つ一つが違うから選ぶのは難しいですよね 部屋の感じをイメージしながら そして今在庫に置いておける3本 でもこれも行き先が決まりそうです 想像以上に好評なので 今年中に「腰掛展」でも開催しようかなぁ〜と 調子に乗っておりますが実現するやらどうやらです