古い斧を購入いたしました、恐らく40年とか前

樵(きこり)が使っていた斧で

研いであげると鋼がしっかりしてて鋭い切れ味も素晴らしい

土地を拓く場所の檜を一本切らせてもらいました

時間はかかりますがチェーンソーとは違った気持ちいい感覚

静かな周りの空気感と斧が木をはつる音は何とも気持ちいいのです


斧には片面に3本の線が描かれていて「酒、米、塩」を表しているそうです

木を切る時毎回この「酒、米、塩」を持ちあわせているとは限らないから

その思いを斧に描いた3本線をこちらに向けて斧を木に立てかけ

手を合わせて「これから切らせてもらいます」と木にお伝えする

そして許しを得てから切らしてもらうのだそうです。

それが日本人の精霊(八百万の神)に対する気持ち

切り倒した後も手を合わせ「有り難く使わせて頂きます」とも


そしてこの枝を切り落としてゆきます

枝はしっかり乾かして焚き付けに使います

昔の里山が美しかったのはこのような百姓の営みがあり

循環する素晴らしい生活があったからなんですね


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